秋季埼玉県大会準決勝が大宮公園球場で行われ、予想通り(?)川越東と浦和学院が勝って明日の決勝に進んだ。川越東対春日部東は1対0というロースコアだったが、力量の差はかなりはっきりしていた。川越東の左腕高橋はネットでの噂ほどではなかったが、右打者のひざ元のコントロールがよく、また緩いカーブのような変化球に最後まで的を絞らせなかった。春日部東はダイビングキャッチなどのファインプレー続出で、押し出しの1点の後の追加点を与えない堅守を見せたが、いかんせんこのクラスのピッチャー相手だと打線が貧弱だった。このあたりは公立高校としては精一杯のところか。
続く第二試合は一点を争う緊迫した試合だったが、1対1で迎えた7回表、浦学が一番諏訪の2点スリーベースで勝ち越し、そのまま3対1で振り切った。浦学のエース江口は夏までの先輩エース小島と同じサウスポーだけど
小島ほどのボールのキレはない。四死球も6つあり、徳栄は毎回得点のチャンスだったが、併殺5個ではどうしようもない。9回裏最後のチャンスもゲッツーで試合が終わった。
結局川越東と浦学が関東大会に進むことになったが、圧倒的な強さは特に感じなかった。ただ代が変わったすぐ後の大会でもこうやってトーナメントを勝ちきる勝負強さは、これがチーム力というやつか。代が変わり、監督が変わるとすぐチーム力に影響してしまう公立高校との差をここでも感じてしまうのだ。
春日部東の先発木下(10番)も悪くはなかった。ただ制球力が・・・・
落ちる球はほとんど空振りだった川越東・高橋
被安打10ながら1点に抑えた浦学・江口
徳栄先発の鎌倉(18番)は球威あった
徳栄4回裏笹谷の中前安打で二走岡崎が先制ホームイン
7回表浦学は諏訪の右中間三塁打で二者が還る
8回から登板の徳栄背番号1の高橋、右手の使い方が独特