決戦の立明戦初戦。立教が3対1と明治を振り切って、17年ぶりの優勝まであと1勝、マジック1にまでこぎつけた。
両チームの先発はもちろん、エース同士、立教澤田、明治山崎がマウンドに上がった。山崎は木曜日のドラフト会議でオリックスから1位指名を受けたばかりで、きょうも試合前の選手紹介のアナウンスでは盛んな拍手を浴びていた。
試合は立教が相手守備のミス(福田まさかの悪送球)、ワイルドピッチなどで2点を先制すれば、その裏明治も同じように相手ショートのミス(こちらも大城まさかの悪送球)で1点を返す、バタバタした展開。明治はその後毎回のように得点圏にランナーを進めるもあと1点が遠い。一方の立教は5回に佐藤拓のレフト前ヒットで追加点。立教はヒットわずか4本ながら、澤田が粘り強いピッチングで、絶体絶命というところを三振で切り抜ける。明治はヒット11本で常に押す展開ながら17残塁とフラストレーションのたまる試合となってしまった。
さあ問題はあした。立教は澤田以外のピッチャーで明治打線を抑えきることができるか。
ところできょうはさすがにスカウトの姿は少なかった。ドラフト直後の土曜日とあってみんな指名選手への挨拶に奔走していることだろう。師走の前にスカウトが走る神無月かな。
凄みはないが大崩れのないピッチング、明治ドラ1山崎
粘り強い、としかいいようのないきょうの澤田のピッチング
立教・佐藤の当たりはレフトへ痛烈に