とたんに涼しくなった県営大宮公園球場。ベスト8をめざして3試合が行われた。
第一試合は市立川越が正智深谷を9対2で7回コールド勝ち。川商は明日の準々決勝を見据えてか、先発はメンディスではなく、宮田。宮田は4回に連打を浴びたところでメンディスにスイッチ。一方打線は活発で序盤、中盤、ダメ押しと、取るべき時にきっちり得点。最終7回は浦学戦同様メンディスから早川へのスイッチでしめくくった。さあ明日は聖望戦。大きなヤマだ。
第二試合は上尾が南稜を5対1と快勝。点差は4点だが、終始上尾がペースを握っていた。上尾の先発山下は相変わらずコントロールが不安定。前半は特に四球が多く、一歩間違えれば南稜に流れが行ってしまうところだった。
6回裏山下をリリーフした渡部がよかった。ストレートにキレがあり、打者13人に対し奪った三振は8個。明日の春日部共栄打線に通用するのか。心配だが楽しみでもある。
第三試合は花咲徳栄が10対0、6回コールドで滑川総合を下した。高橋昂也は参考記録ながら完全試合。しかも打者18人に対し、三振は14個。2回から5回にかけては9人連続で奪った。なにしろバットに当たらず、なかなか前に飛ばない。打線も相変わらず活発で、打球の速さが県内ではずば抜けている。まだ甲子園まではあと3試合あるが、徳栄が負けるイメージがまったくない。
きょうのメンディスは安定感十分
南稜の宮村も悪い出来ではなかった
上尾にとって渡部が中盤以降を任せられるのは大きい
全国でも指折りのサウスポーではないか、高橋昂也