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Channel: 春も夏も秋もいつも学生野球
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部活ではもう勝てないのか

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きょうも一塁側ベンチ裏最前列。試合は最後まで行方がみえない緊迫した好ゲームの連続。長い一日ではあったが、野球小僧としては飽きない一日だった。そんな中、第四試合の三沢商対花咲徳栄の試合はちょっと異質だった。県大会決勝で八戸学院光星を破った三沢商に期待するところ大だったが、それはかなり過大な期待だということがわかった。スコアは15対3と一方的に徳栄が勝利したが、それ以上にチームとしてのあり方がまったく違うということ。三沢商は甲子園はおろか、他県の強豪校との試合もたぶんあまり経験がないのだろう。あきらかに地に足がついていない感じ。特に守りでは明らかな判断ミスが連発してそれがすべて失点につながってしまうという最悪のスパイラル。徳栄が、全国から覚悟のすわった優秀な選手で構成された一団であるのに対し、三沢商は県レベルでひとつでも多く勝ちたい、といういわば部活の集団。それがもちろん悪いわけではなく、少し前の時代はそんな学校でも甲子園で勝てたものだった。しかしいまの全国大会ではそうした学校はまず勝てない。三沢商はホームラン2本を放ち、力はある程度発揮したと思うが、はっきり言ってほとんど徳栄の敵ではなかった。技量のレベルが上がることはいいことに違いないが、全国のほとんどの学校にある部活レベルの野球部では全国大会ではかなり惨めな結果に終わるということがきょうもまたはっきりしてしまった。野球の国際化や国際大会での活躍が期待されるが、足元ではかなり大きな二極分化が進んでいる。

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