大会初めての3試合日。いつもよりはゆっくり寝られるし、あまり強豪校も出ないとあって球場も、落ち着いた感じ。スカウトのみなさんもどこか安堵の色が濃い。そうした中第三試合は緊迫した好ゲームだった。結果的には秋田商がエース成田の奪三振16の快投で3対1と龍谷を振り切ったが、5回に龍谷が同点に追いついてからは勝敗はどちらに転ぶかは全くわからなかった。好投を続けてきた成田のスライダーのコントロールが不安定になってきて流れが龍谷に行きかける中、8回裏の秋田商の攻撃、スクイズ失敗で消えかけたチャンスを工藤がしぶとくセンター前に運んで決勝点を奪って、どうにか秋田商が勝利の細い糸を手繰り寄せた感じ。一方龍谷の二年生池田もよく粘り強く投げた。試合後の号泣は胸をうつものがあったがきっと彼のこれからの人生に大きな教訓を与えたものと思う。あしたはまた4試合日。早起きとともにあらたな感動をいただこう。
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