晴天だったが、時々天気雨が降ったり、ものすごい強風が吹き荒れる大宮公園球場。準決勝2試合は極めて順当に浦学と川越東が勝ち上がり明日の決勝に進んだ。この顔合わせは昨年の秋と同じ。
浦学は相変わらずクリーンアップの当たりがいまひとつだが、下位打線も含めまんべんなく勝負強いバッティングで、大量点はないものの、各回でしっかりちゃんすをものにし、10対1と7回コールドで東京成徳大深谷を下した。成徳深谷はこの夏終了後廃部の方向、とネットに出ていたが、そのせいか気迫を前面に出すアグレッシブさが逆に硬さにつながったのか、肝心なところでタイムリーエラーが続出し、やらなくてもいい点を献上してしまった。まあこのあたりのプレッシャーのかけ方が浦学のペースなのだろう。浦学は江口、小倉の二枚看板を温存し、榊原(おととしの山口の投げ方に似ている)が6回まで6安打1失点とまずまずの出来。
川越東は聖望学園を7対0と一方的に下した。川越東は特に際立った強打者がいるわけではないが、全員がよく振れていて、チャンスにタイムリーが出るなどリズムのいい攻撃で後半少しずつ差を広げた。こちらも高橋、磯川の二枚看板を温存したが、目についたのは6回から二番手として登板した小柄な右腕浅見。球威もコントロールもあり、安定感があった。
成徳深谷の先発は背番号6の高橋。球威はあった。
1回裏成徳深谷は一死満塁から吉田の左飛で三走がホームを突くもタッチアウト
浦学の二番臺はきょうも5の4と大当たり
聖望のエース松本はピリッとしない
意外な"掘り出し物"川越東の11番浅見